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2009年7月28日 プレスリリース
1999年03月23日発表 ヤマハ発動機(株)
高出力を保ちながら中低速で約50%トルクを向上させる可変圧縮比システム
エンジン回転数及び負荷に応じて圧縮比を制御する可変圧縮比システムを採用しました。 ピストン上死点の位置から排気ポートまでの距離を変えることで容易に圧縮比を変えることができる シュニューレ(Schn*rle)掃気式2サイクルの構造を利用したもので、 排気ポートを上下2段とし、上側ポートに切り替えバルブを設け、 このバルブの開閉により圧縮比を13〜18の範囲で可変します。 低中速回転時には圧縮比を高く、高速回転、中負荷以上では圧縮比を低く制御し、 滑らかなトルク特性と、無過給のディーゼルとしては画期的な 33kW/リッターという高い出力を両立させました。 とくに、中低速域では同一排気量従来型ディーゼルエンジン比較で 約50%のトルク向上を実現しています。